もしあなたが、今住んでいる家でお湯を沸かしている機械が何なのか、電気温水器があるのかどうかわからないと悩んでいるのであれば、まず最初に見るべきは「毎月の請求書」です。これは最も確実な証拠となります。ガスの請求書が来ておらず、電力会社からの請求書に「深夜電力」や「オール電化プラン」といった項目が記載されていれば、十中八九、電気温水器かエコキュートを使用しています。ガス代を払っている場合でも、プロパンガスの基本料金だけを払っていて、実は給湯は電気という混合パターンもありますので、項目を細かく確認してください。次に、家の中の「音」に注目してみましょう。夜中の二時や三時といった深夜の時間帯に、洗面所や玄関のあたりから、かすかに「シャー」という水の流れる音や、低いブーンという動作音が聞こえてくることはないでしょうか。電気温水器は深夜に活動を開始するため、静まり返った夜中にその存在を主張することがあります。また、浴室のシャワーの「勢い」もヒントになります。一般的に、ガス給湯器に比べて、古い電気温水器は水圧がやや弱い傾向にあります。これは、タンクの耐圧性の問題で、水道の圧力をあえて落としてからタンクに入れているためです。最近の高性能なモデルでは解消されていますが、古い物件で「お湯だけ勢いが足りない」と感じる場合は、電気温水器である可能性を疑ってみてください。さらに、最も物理的な確認方法として、分電盤(ブレーカー)を開けてみてください。他のスイッチよりも一回り大きい、あるいは「温水器」というラベルが貼られたブレーカーが落ちていないでしょうか。もし電気温水器が存在しなければ、そのような専用のブレーカーが設置されることはありません。これらのチェックを行ってもまだ確信が持てない場合は、マンションの管理会社や大家さんに問い合わせるのが一番の近道です。電気温水器は定期的な排水作業や部品交換が必要な設備ですので、その所在を知らないまま放置することは、将来的な漏水トラブルや故障を招くリスクにも繋がります。自分の住まいを構成する重要なライフラインの正体を突き止めることは、決して無駄なことではありません。
自宅の給湯設備が電気温水器か不明な時にチェックすべき場所