洗面化粧台に浄水器を取り入れたいけれど、カウンターの上に物を置きたくない、見た目をすっきりとさせたい。そんな方におすすめなのが、「ビルトイン型浄水器」です。キッチンのビルトイン型浄水器と同様に、洗面台のシンク下に本体を収納し、専用の浄水栓を別途設置するこのタイプは、洗面空間の美観を損なわずに、いつでも手軽に浄水を利用できるスマートな選択肢となります。ビルトイン型浄水器の最大の魅力は、その「省スペース性」と「デザイン性」です。浄水器本体がシンクの下に隠れるため、洗面台のカウンター上には浄水専用の蛇口のみが顔を出し、非常にすっきりとした印象を与えます。これは、洗面所という限られた空間を有効活用したい方にとって、大きなメリットとなるでしょう。また、浄水器の存在感を気にすることなく、洗面台全体のインテリアに統一感を持たせることができます。次に、その「高い浄水能力と大容量フィルター」も特筆すべき点です。据え置き型や蛇口直結型に比べて、ビルトイン型は本体サイズが大きいため、より高性能なフィルターを搭載できる傾向があります。これにより、残留塩素だけでなく、トリハロメタンや農薬、カビ臭など、様々な不純物を除去し、より安全でおいしい水を提供できます。フィルターの寿命も長く、頻繁なカートリッジ交換の手間が少ないのも魅力です。ただし、ビルトイン型浄水器の導入には、いくつかの注意点もあります。まず、「設置には専門業者による工事が必要」であることです。洗面台に穴あけ加工を行い、給水管から分岐して浄水器に接続し、さらに浄水栓への配管を行う必要があるため、DIYでの設置は非常に困難であり、水漏れのリスクも伴います。工事費用も発生するため、初期費用は他のタイプよりも高めになる傾向があります。また、「シンク下のスペース確保」も重要です。浄水器本体はコンパクトとはいえ、ある程度のスペースが必要です。洗面台のシンク下の収納スペースが限られている場合や、給排水管が複雑に入り組んでいる場合は、設置が難しいこともあります。事前にシンク下のスペースを採寸し、浄水器本体のサイズと照らし合わせることが大切です。これらの点を踏まえ、洗面空間の美観と利便性を両立させたいのであれば、ビルトイン型浄水器は非常に魅力的な選択肢となります。信頼できる専門業者と相談しご自宅の洗面台に最適なプランを検討してみてください。
シンク下を有効活用!洗面台ビルトイン浄水器